一昨年から1年半「ひらめきのタネ」というWebマガジンでコラムを書かせてもらいました。
ここのブログでも毎月再掲させて頂こうと思います。
3月は「小さい車・Miniの話し」私の相棒、ClassicMini について書いています。
私のプロフィールに添えられた 似顔絵の背景には 古い形の「Mini」が描かれています。 17年前に、中古で買った小さい車に ずっと乗り続けています。 (完成した住宅と一緒に写真に納まったりもしています)
その距離は270,000Kmで、 メーターは2回転と半分を超えました。 地球一周の距離が、40,075Kmだそうで、7周弱の距離を一緒に走っています。
60年前に設計されたMiniのコンセプトは、私が目指している住宅の考え方と似ている所があります。
・大人4人が乗れる最小限で機能的な車 ≒ 家族が快適に暮らせる小さな家
・無駄な機能がないミニマルな車 ≒ 装飾の無い単純な家
・60年経っても乗り継がれるデザイン ≒ 飽きずに長く住める家
ただ、よくよく考えると、
昔の民家はみんなそんな事を考えて作られていたのではないか?
と思ってしまいました。
雨風がしのげて、日々の生活が最低限営める素朴な暮らしを包む器。 いつからか、車は大きく重装備になっています。 性能や安全性はもちろん大切なことなんですけど……。
住宅も同じかもしれません。 数値化出来る性能や安全性が第一で、暮らしやすさや、
住んでいて喜びを感じるようなデザインに目が行っていないことが多い気がします。
今回は、時代の流れについていけない 設計者の言い訳みたいな文章になってしまいました(笑)
さて、最新のエコカーに乗り継ぐことと、 燃費がそこそこの古い車に大事に乗ることと、 どちらが地球環境に優しいんでしょうか?
昨年載せ替えたエンジンは 3基目になりました。 財布に優しくないことは
確かかもしれません……。
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