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窓の話し

一昨年から1年半「ひらめきのタネ」というWebマガジンでコラムを書かせてもらいました。

ここのブログでも毎月再掲させて頂こうと思います。

12月は「窓の話し」というタイトルで、開口部ついて書いています。(2021年2月の記事です)


「窓」(開口部、とも言います)について…いろんな事が書けそうです。

まず、窓の役割ってなんでしょう?


太陽の光を採り入れて、部屋を明るくすること。

風や外気を取り込んで、部屋を涼しく爽やかにすること。

庭や遠くの景色を眺めて、住む人を楽しい気分にさせること。


夕方から夜、窓から部屋の明かりが零れることで、 街の行灯になって道行く人に安心感を与える効果があるかもしれません。


部屋の中から見て快適なこと、外から見て窓の配置(レイアウト)が キレイでプロポーションが良いこと。

設計者にとってはどちらも大事なポイントです。

窓の大きさ、どんな開き方をするのか……。

材質はアルミなのか、木なのか、樹脂なのか、はたまたスチールなのか……。

ガラスの種類は透明なのか、曇りガラスなのか……。

暑さ寒さに対する性能(断熱性)はどれ位にすれば良いのか。

火災時の安全性は……台風に耐えられる強度は……などなど。


機能的であることと、美しいこと。

窓を考える事は建築の本質を考える事なのかもしれません。

外と一体感を感じられるような大きな窓も気持ち良いですが、 私は、景色を切り取るような小さな窓も好きです。


あ、そうそう、窓の内側にはカーテン、ブラインド、若しくは障子……。 外には雨戸、シャッター……格子戸 ⁇


決める事、選択肢がほんとに多いですね、窓って。

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