一昨年から1年半「ひらめきのタネ」というWebマガジンでコラムを書かせてもらいました。
ここのブログでも毎月再掲させて頂こうと思います。
4月は「家で過ごすこと・在宅ワークの話し」コロナ禍真っ最中に書いた文章です。
新型コロナウイルスの影響で、在宅ワークが増えています。
「設計の仕事」は、工事中の現場に足を運んだり、建主さんと打合せをしたり、 行政機関に書類を提出したりと、外に出なければならない機会が意外に多い仕事です。
私もなるべく在宅ワークにしようと考えましたが、週の半分くらいは外に出る仕事になっています。 それでも、図面を描く事は家で出来ますし、プランを考える仕事も家でできます。 こういう「文章を考える事」も、もちろん可能ですよね。
在宅ワークを快適にするにはどうするか? 設計者ですから、暮らす器である、家や部屋について考えてしまいます。
これまで設計した家でも「書斎」や「勉強コーナー」はたくさん作ってきました。 小さなスペースながら、扉をつけて仕事や趣味に集中出来るスタイルもあれば、 リビングの一部に大きなカウンターを設けてオープンにするスタイルもあります。
きっちりと時間を決めて、自宅でもオフィスのように過ごすのか、 仕事をしながらも、子供達に目を配りながら一緒に過ごすのか、 考え方やライフスタイルによって、仕事をするスペースの作り方も変わってきそうです。
我が家では、私は小さな書斎で仕事をしていますが、 家内はダイニングテーブルで仕事をしています。(お互い違う音楽を聴きながら…)
家にいる時間が多くなったことで、コーヒーを丁寧に入れたり、 ベランダの植物の成長を感じ取ったり、普段は気が付かないことを気にしながら生活しています。
在宅ワークが多くなる今、家の中にそれぞれの 「居場所」があることが大切かな?なんて思いました。 それぞれの場所で仕事をして、アクセントの時間に、集まって会話や食事を楽しむ。 それで余計なストレスを感じなくて済むのでは?
さて、そろそろ文章を描いたり、プランのスケッチをする仕事は、 喫茶店やバルなんかで、お酒を飲みながら、ユルくやりたいな…なんて思いはじめています。 早く終息すると良いですね。
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