一昨日のブログで少しだけ紹介した「江之浦測候所」のレポートです。
いろんなところで話題になっているので、皆さんご存じだと思いますが、杉本博司氏が作り上げた場所です。写真家、現代美術家、建築家、演出家など色んな肩書きを持った方です。
なぜ「測候所」なのか?
ホームページには「・・・悠久の昔、古代人が意識を持ってまずした事は、天空のうちにある自身の場を確認する作業であった。そしてそれがアートの起源でもあった。 新たなる命が再生される冬至、重要な折り返し点の夏至、通過点である春分と秋分。天空を測候する事にもう一度立ち戻ってみる、そこにこそかすかな未来へと通ずる糸口が開いているように私は思う。」と書かれていました。
なるほど。
コールテン鋼で作られた筒から、海が望めるのですが、冬至の日の出にはこの筒から光が一直線に差し込むのだそう。想像するだけでゾクゾクしてしまいます。
海や湖の写真が有名ですが、その写真を展示している建築です。どうやって屋根を支えているのかな?なんて、建築的な視点で見学するのも楽しいです。直線的でもの凄くダイナミックな建築でした。
ランドスケープ、建築、素材、美術品、美術作品など、様々なアートが混在して、それが自然と関わりながら成り立っていて、また訪ねて、再度じっくりと見学したい施設でした。
要予約で、広い敷地に限られた人数しか入らないので、とてもゆっくりと見学が出来ます。
Comentarios