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形の話し

一昨年から1年半「ひらめきのタネ」というWebマガジンでコラムを書かせてもらいました。

ここのブログでも毎月再掲させて頂こうと思います。


7月は「形の話し」というタイトルで、家の形、造形のことを好き勝手に書いています。

家の形について。

子供に「家の絵を描いてごらん」と言うと三角屋根の家を描くんじゃないかな、と思います。

記号として、家は三角屋根と決まっています、多分。 ミッフィーの絵本に出てくる家も三角屋根でした。

ただ、街の中を歩くとキレイな三角屋根の家はほとんど見掛けなくなりました。 郊外の土地が広いエリアはそんなこと無いのかもしれませんけど、私が暮らす東京、横浜エリアは複雑な形の家ばかりです。

家を建てるには「建築基準法」などの法律に沿って建てなければなりません。 北側は5Mの高さから0.6の勾配でとか、道路の反対側から1.25の勾配でとか、高さを制限する決まりがたくさんあります。

小さな土地で、高さの法律を守りながら、なるべく高く広くを追求すると、どうしても複雑な形になってしまいます。 頑張れば頑張るほど。

私の理想の家は「倉庫」です。 倉庫は単純な形をしていてキレイなプロポーションだと思いませんか?

昔は倉庫として使われていた建物が、リノベショーションしてレストランやカフェになっても、 とても良い雰囲気になります。


三角屋根にこだわる事はないんですけど、家の形がキレイに整うと、 街並みももっとキレイになるんじゃないかなと感じています。

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